ブックタイトルshiniya-yamanasi-2024_10

概要

shiniya-yamanasi-2024_10

（11） 秋号 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 令和6年10月1日発行わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。電話詐欺に注意！被害相次ぐ防ごう！交通事故！今年１～９月10日の県内交通事故死者 約６割が高齢者　山梨県内の交通事故による死者数は、今年（令和6年）に入ってから14人（9月10日現在）で、前年の同時期より６人減少しました。しかし、死者のうち６５歳以上の高齢者は８人、全体の57.1％を占めていて全体の約６割という高い割合になっています。　５月には道志村の国道で軽ワゴン車が崖から転落して乗っていた夫婦（いずれも７２歳）が死亡しました。６月には笛吹市の県道で軽自動車が電柱に衝突し、運転していた女性（７３歳）が死亡しました。７月には富士河口湖町の町道で軽自動車が立木に衝突し、運転していた女性（８０歳）が死亡しました。　このように歩行者や同乗者だけでなく、車を運転していて事故で亡くなる高齢者も相次いでいます。交通事故を無くすためには、運転者、歩行者も正しい交通ルールを身に付けるとともに、周囲も交通ルールを遵守し、譲り合いの心を持った交通マナーの実践により、誰もが安心して通行できる車社会にしていかなければなりません。　高齢ドライバーの運転免許自主返納者数は年々増加しています。高齢で運転に不安を感じたら、運転免許を返納するのも選択肢の一つです。令和5年の山梨県内の返納者は2,509人に上りました。　甲府市が自主的に運転免許証を返納した７０歳以上の市民に対し、バスのＩＣカード（１万円分）を支給するなど、支援や優遇をしている自治体や業界も増えています。運転に不安を感じたら、住んでいる市町村に確認し、こうした支援を利用して運転免許証を自主返納することもご検討ください。　令和５年中の電話詐欺被害は６５件（前年比１２件減）、被害総額約1億3,265万円（前年比約１,２１９万円減）と、被害件数及び被害額ともに減少しましたが、依然として被害額は1億円を超えています。　息子や孫などをかたるオレオレ詐欺、「未納料金がある」「施設の入居権を譲ってほしい」などといい、架空料金を請求する架空料金請求詐欺、「保険料等の払い戻しがある」「ATMで手続きが可能です」などといい、ATMで振り込みをさせられる還付金詐欺、「キャッシュカードが古くなっている」「カードを交換する必要がある」などと被害者宅を訪れ、キャッシュカードを盗み取るキャッシュカード詐欺盗が多発しました。　　令和６年に入っても、8月末までに、43件の被害があり、被害額は約1億1,637万円に上っています。　「電話でお金の話」「ATMで還付金」「携帯なくした」という言葉は危険です。ご家族やご近所の方へ注意を呼び掛けてください。　詐欺被害防止の第一歩は、相手を確認して電話に出ることです。留守番電話は、犯人に直接対応する機会を一旦遮断します。山梨県内の交通事故死者累 計 ・・・・・・・・・ 14人内６５歳以上 ・・・ 8人（57.1％）その他の年齢 ・・・ 6人（42.9％）（令和６年１～9月10日）●在宅時であっても、常に留守番電話の設定を。●相手を確認してから、受話器を取りましょう。電話でお金の話が出たら要注意！迷わずに家族や警察に相談を！詐欺被害防止に向けたリーフレットキャッシュカード詐欺盗が多発運転免許自主返納の制度をご存知ですか？その電話 詐欺かも！その他の年齢 始めよう！ 留守番電話作戦6人（42.9％）65歳以上8人（57.1％）