ブックタイトルshiniya-yamanasi-2024_01
- ページ
- 10/12
このページは shiniya-yamanasi-2024_01 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは shiniya-yamanasi-2024_01 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
shiniya-yamanasi-2024_01
浅間神社から 金川の森を歩く山梨笛吹線金川曽根広域農道市之蔵山梨線甲斐国一宮浅間神社国道20号白井甲州線中央自動車道さくらの森慈眼寺長昌寺経塚古墳ももの里温泉金川の森 甲斐国分寺跡長寿院金川やまなし歴史散歩令和6年1月15日発行 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 新春号( 10)わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。 甲斐国一宮浅間神社(あさまじんじゃ)を参拝してスタート。浅間神社の祭神は、美と縁結びの神、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。拝殿は笛吹市の文化財に指定されています。境内には十二支の石像があり、年の干支と自分の干支にお参りができます。本殿横には樹齢二百年を超える御神木の夫婦梅があり、子授の梅と呼ばれています。2月中旬から下旬頃に、梅の見ごろとなります。 浅間神社から笛吹市一宮支所に向かい、左折して進みます。国道20号を渡ってセブンイレブン先の道を右に入って慈眼寺(じげんじ)に向かいます。 慈眼寺は、武田氏の戦勝祈願寺とされます。信玄公は当寺に深く帰依し、十間四面の薬師堂を寄進し、仏像や具足などを奉納しています。しかし天正10(1582)年に、織田信長勢の侵略により焼失しました。現在の本堂は江戸時代初期の再建で、桃山様式を残しています。 本堂・庫裏・鐘楼門いずれも国指定重要文化財、その他武田家と縁の深い歴史的文化財を多数所蔵します。周囲を桃畑に囲まれているため、春には境内の桜とともにピンクに染まり、秋には赤い彼岸花が辺りに咲き、四季を通じて自然を楽しむことができます。 長昌寺に立ち寄り、やや戻って西に進み、「金川の森」にある「さくらの森」を目指します。歩く道の周辺には桃畑が多く、春には一面ピンクになります。「金川の森」は、山梨県では珍しい、平地にある森林公園です。36㌶の敷地にスポーツや自然観察、ドッグランなどが楽しめるテーマごとに分かれた6つの森があります。「さくらの森」もそのひとつで、春には数十種類の桜が咲き誇り、花見台から見下ろすと、絨毯のように広がる桜を楽しむことができます。 「さくらの森」から遊歩道を歩きます。周辺には多くの樹木が植えられています。また錦鯉の泳ぐ池も配置されていて楽しく歩くことができます。「どんぐりの森」にある経塚古墳は、県指定史跡。7世紀初頭に築造されたと考えられる横穴式石室を持つ古墳です。 墳丘の裾を巡る外護列石が八角形を呈しています。八角形古墳は古墳時代の終末期に現れ、天皇陵を中心に全国に10例ほどしかありません。中部地方では唯一の八角形古墳です。 「金川の森」を抜けて、国指定史跡の甲斐国分寺跡に向かいます。聖武天皇によって天平13(741)年に全国に建てられた国分寺の一つです。南北300㍍、東西250㍍の範囲に七堂伽藍が配置されていました。塔跡・講堂跡などの礎石が当時の建物の壮大さを伝えています。 中央自動車道を渡ると長寿院に出ます。南に進み楽音寺、神明社の横を抜けて「ももの里温泉」に進みます。一宮町を一望する「ももの里温泉」は、四季の中でも、桃の花の咲く季節には一面ピンクに染まった大パノラマを見ることができます。大露天風呂もあり、ウォーキングで疲れた体をリフレッシュできます。建物の壮大さを今に伝える甲斐国分寺跡武田氏の戦勝祈願寺国指定重要文化財花見台から見下ろすピンクの絨毯 十二支の石像と 御神木の夫婦梅慈眼寺甲斐国一宮浅間神社経塚古墳ももの里温泉さくらの森 長昌寺甲斐国分寺跡