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概要

shiniya-yamanasi-202210

河口湖河口湖畔の紅葉と文化を楽しむ河口湖美術館オルゴールの森円形ホール大石紬伝統工芸館もみじ回廊大石公園湖北ビューライン久保田一竹美術館寿老人福禄寿毘沙門天大黒天弁財天古賀政男記念碑長崎トンネル漕艇場梨川国道137号やまなし歴史散歩令和4年10月1日発行 富 士 の 国 シニア 山 梨 だより 秋号( 10)わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。 河口湖漕艇場前のウォーキングトレイル(遊歩道)をスタート。ゴールの大石公園まで、河口湖北岸を歩くコース。天気が良ければ河口湖の向こうに雄大な富士山を眺めながらのウォーキングとなる。秋の時期には美しい紅葉が楽しめる。 歩き始めてすぐ、右手に「黄金の七福神」ののぼりが見える。富士河口湖町在住の漫談家・綾小路きみまろさんが寄贈した「黄金の七福神」のうちの一つ、大黒天がまつられた祠(ほこら)がある。今回のウォーキングコースでは、「黄金の七福神」のうち、恵比寿神、布袋尊を除く五福神(大黒天、毘沙門天、弁財天、寿老人、福禄寿)を参拝することができる。 大黒天を過ぎると右手に大きな芝生広場が広がっている。芝生の向こうに河口湖美術館の建物が見える。富士山をテーマにした様々な絵画、版画、写真など富士山に縁りのある作家や作品を中心とした常設展を展開している美術館だ。館内にはミュージアムショップやティーラウンジもあり、庭や湖畔を眺めながらゆっくりと休憩することもできる。 河口湖美術館横の毘沙門天に参拝し、河口湖北中学校の校舎を右に見ながら歩く。河口湖オルゴール美術館の裏を進むと、ここには弁財天の祠がある。 小さな橋を渡ると、河口湖漁業組合の前に出る。この周辺の湖岸には、釣り船や観光ボート乗り場があってシーズンには観光客や釣りファンで賑わう。 その先の西川にかかる「さくや橋」を渡ると、右手に円形ホール、手前に昭和の大作曲家・故古賀政男の音楽碑が見えてくる。古賀は戦時中の1945(昭和20)年に旧河口湖町に約一年間疎開していて、その間に河口小、旧河口中の校歌のほか、「河口湖おどり」「河口湖ワルツ」などの地元にまつわる曲を作った。戦後もたびたび河口湖を訪れて住民と交流した。音楽碑は、古賀の生誕百年に当たる2004(平成16)年に建立された。 碑には「影を慕いて」の歌詞、楽譜が刻まれている。周辺は古賀政男記念公園になっていて、春は桜、秋は紅葉が美しい。 公園の先には、福禄寿の祠がある。その先を梨川沿いに進み、県道を渡って「もみじ回廊」に入る。毎年秋には周辺一帯で「富士河口湖紅葉まつり」が開かれる。期間中、メーン会場の「もみじ回廊」は夕暮れからライトアップされ、大勢の観光客でにぎわう。 「もみじ回廊」を抜けると、染色家の久保田一竹の作品を展示している久保田一竹美術館が見える。 ここから湖北ビューラインを歩き、長崎トンネル手前を左の道に入り、湖畔のウォーキングトレイルに進む。河口湖と富士山の景観を楽しみながら湖畔沿いをしばらく歩くと、大石公園に着く。夏はラベンダー畑、秋は赤紫色に紅葉したコキア越しに見える富士山は撮影スポットとして有名。 また、隣接する富士大石ハナテラスも、観光客に人気だ。 道路を渡った大石紬伝統工芸館では、江戸時代から伝わる大石紬の歴史や制作過程を知ることができる。大石紬の販売やワークショップなどもしていて楽しめる。きみまろさん寄贈の「黄金の七福神」富士山がテーマの河口湖美術館河口湖ゆかりの古賀政男の歌碑ライトアップで人気「もみじ回廊」富士山撮影スポット大石公園古賀政男の歌碑毘沙門天もみじ回廊のライトアップ大黒天河口湖美術館久保田一竹美術館大石公園のコキア