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概要

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(11) 新春号 富 士 の 国 シニア 山 梨 だより 令和4年1月15日発行わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。 (一財)山梨県交通安全協会(坂本政彦会長)から令和3年12月16日(木)、山梨県老人クラブ連合会に、交通事故防止の反射安全ベストなどが寄贈されました。6年連続の寄贈です。 贈呈式では、県交通安全協会の矢崎正美常務理事が「会員の皆様の交通安全に役立ててください」と、県老連の田中勇会長に反射安全ベストを手渡しました。田中会長は「毎年、ありがとうございます、会員が交通事故に遭わないように有効に活用していきます」とお礼を述べました。 贈呈されたのは、身に付ける反射安全ベスト300着と交通安全カレンダー250枚、それに靴に貼る反射ステッカー250セットです。カレンダーは、交通安全ポスターデザインコンクールの小学生の入賞作品が印刷されています。また反射ステッカーは靴のかかと部分に貼ると後ろから来る車のライトで光って目立ち、安全な歩行に役立ちます。 夜間は、歩行者からは車のライトが見えても、ドライバーから歩行者が見えているとは限りません。県交通安全協会は「反射材はドライバーに自分の存在を示すことができ、事故防止につながります。 ご自分だけでなく、大切なご家族の皆さんの安全、安心のために、ぜひ反射材を活用してください」と呼び掛けています。 昨年(2021年)に山梨県内で発生した交通事故で死亡した人は32人(前年比11 人増)。このうち65歳以上は15人でした。 歩行者として事故に遭うばかりでなく、1月には韮崎市内で72歳の男性の軽自動車が前方の道路壁に衝突し死亡、また4月には笛吹市内で農耕作業車を運転していた93歳の男性が道路右の法面に乗り上げた後に転落して死亡するなど、運転中の高齢者の事故も目立っています。 高齢者の交通事故を無くすためには、高齢の運転者はもとより、高齢歩行者も正しい交通ルールを身に付けるとともに、周囲も交通ルールを遵守し、譲り合いの心を持った交通マナーの実践により、誰もが安心して通行できる車社会にしていかなければなりません。 高齢ドライバーの運転免許自主返納者数は年々増加しています。高齢で運転に不安を感じたら、運転免許を返納するのも選択肢の一つです。令和2年の山梨県内の返納者は2,911人に上りました。 甲府市が自主的に運転免許証を返納した70歳以上の市民に対し、1万円分をチャージしたバスのICカードを支給するなど、支援や優遇をしている自治体や業界も増えています。運転に不安を感じたら、住んでいる市町村に確認し、こうした支援を利用して運転免許証を自主返納することもご検討ください。反射安全ベストを身に着けて交通事故ゼロを目指そう!県交通安全協会から寄贈受ける防ごう!交通事故!県内の交通事故死者65歳以上が半数近く(2021年1月~12月)運転免許自主返納の制度をご存知ですか?山梨県内の交通事故死者累計 ・・ 32人内65歳以上・・・15人(47%)その他の年齢・・・17人(53%)(2021年1月~12月累計) 15人17人 (47%)(53%)その他の年齢65歳以上山梨県交通安全協会の矢崎正美常務理事(右)から反射安全ベストの寄贈を受ける田中勇会長靴に貼る反射ステッカー 寄贈されたカレンダー