ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

shiniya-yamanasi_2021_10

(7) 秋号 富 士 の 国 シニア 山 梨 だより 令和3年10月1日発行わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。康コーナー生生きき健 小笠原さんは高校で保健体育を教え、巨摩高校長などを歴任。県内開催の国体では選手強化に携わった経験がある。高校、大学時代は陸上短距離選手で、体の仕組みや筋肉の働きについても学んだ。 「さくら会」は、地域での花植えや公民館の清掃をするなど活動が盛ん。会員の会話の中に健康に関する話がいつも出ることから「私の知識と経験がみんなの健康維持に役立てば」と、2020年9月から小笠原さんが講師役となって「千塚健康教室」を開くことになった。毎週水曜日、千塚公園で午前中はグラウンド・ゴルフを楽しみ、午後に教室を開催している。 今年は熱中症の危険がある真夏とまん延防止等重点措置の期間は開催しなかったが、9月15日から再開。この日は、待ちかねた約20人が参加。小笠原さんは、老化・加齢によって筋肉や骨など体に起きる変化や骨や筋肉の働きなどについて分かりやすく説明。この後、ストレッチや筋トレの効果的な仕方をはじめ、正しい歩き方では、歩くときの基本姿勢や腕の振り方、強弱をつけて歩く「インターバル速歩」などを指導した。「歩くと幸せホルモンと言われる『セロトニン』が分泌され、気分が落ち着き楽しくなりますよ」と、小笠原さんが説明すると、会員たちからは笑顔がこぼれていた。 健康教室の幹事を務める天野正さん(79歳)は「なぜこの運動が効果的なのか、など丁寧で分かりやすく教えてくれるので、理解しながら運動ができるため長続きします。体力もついて体が軽くなった感じです」と話していました。小笠原さんは「筋力は今からでも鍛えることができます。ウオーキングは気軽に行える運動ですが、正しいフォームで歩かなければ意味がありません。正しいフォームを意識して歩き、健康維持に役立ててほしい」と話しています。 甲府市千塚上町シニアクラブ「さくら会」会長の小笠原正人さん(82歳)は、「さくら会」の会員を含めた近所の高齢者を対象に、毎週水曜日、千塚公園で「千塚健康教室」を開いている。大学で運動生理学を学んだ経験を生かし、ストレッチ・筋トレの仕方から正しい歩き方などをアドバイス。「分かりやすく楽しい。運動が長続きする。体力がついた」と好評だ。知識を生かし会員らの健康サポート正しい歩き方やストレッチ、筋トレなど指導甲府・さくら会小笠原正人会長小笠原正人会長