ブックタイトルshiniya-yamanasi-202007
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うの島道の駅かつやま八王子神社さくや愛の鐘谷崎潤一郎文学碑シッコゴ公園富士ビューホテル青木ヶ原船津線ウォーキングトレイルバス停勝山ふれあいセンター河口湖冨士御室浅間神社の 周辺を歩く冨士御室浅間神社わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。(9)夏号 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 令和2年7月1日発行 富士山最古の神社である冨士御室浅間神社の周辺を巡るウォーキングコース。歴史に触れるとともに観光地である河口湖の景色も楽しめる。 富士急行線河口湖駅で西湖周遊バス(グリーンライン)に乗る。河口湖ハーブ館や八木崎公園などを経て、冨士御室浅間神社のバス停で下車。バス停の目の前が冨士御室浅間神社の西鳥居だが、参拝は最後に大鳥居から入ることにして、シッコゴ公園(シッコゴは湿地帯の意味)に向かう。 芝生に覆われた公園は、のんびりすごすスポットとしても人気。毎年4月には、勇壮な「甲斐のやぶさめ祭り」が行われる。 湖畔沿いに設定されたウォーキングトレイル(遊歩道)を歩く。右手には富士五湖唯一の島「うの島」が間近に見える。道沿いには野鳥の観察スポットも多い。 ボート乗り場、詩人の田中冬二の詩碑、文豪・谷崎潤一郎の文学碑、安産の神様「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」にちなんだ「さくや愛の鐘」を通り過ぎる。谷崎潤一郎は1947(昭和22)年秋に河口湖畔に滞在して名作「細雪」を執筆した。文学碑には「細雪」の一節が谷崎の直筆で刻まれている。 しばらく歩くと、小海公園だ。広々とした芝生公園でファミリーやカップルなどでにぎわう。公園と道路をはさんであるのが、道の駅かつやま。特産品販売をはじめ、地元の味覚が味わえるスポットとして観光客に人気だ。 道の駅かつやまの横の上り坂を上がると、道祖神の角に出る。右手にいくと1186(文治2)年創建の八王子神社が見える。本殿は町の文化財に指定されている。 道祖神まで戻り、富士ビューホテルを左手に見て右に折れる。勝山小学校・中学校入口の交差点を通り過ぎ、勝山ふれあいセンター(富士勝山スズ竹伝統工芸センター)に向かう。富士山に自生するスズ竹を使った竹ザルづくりは江戸時代から続く伝統工芸。作業の実演や竹ザルの販売をしている。 ここから集落を抜けて北へ向かい、冨士御室浅間神社を目指す。699(文武天皇3)年創建の富士山最古の神社。現在の本宮本殿は、1612(慶長17)年に建てられたもので、1979(昭和49)年に富士山二合目から現在地に移転された。大鳥居から入って表参道を歩く。右手に勝山歴史民俗資料館、正面には里宮社、左手に本宮本殿がある。 里宮社、本宮本殿を参拝して西鳥居を出て、スタートした冨士御室浅間神社のバス停に戻る。富士五湖唯一の島谷崎潤一郎文学碑富士山最古の神社シッコゴ公園うの島道の駅かつやま八王子神社里宮社本宮谷崎潤一郎文学碑(左)と「さくや愛の鐘」