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概要

shiniya-yamanasi-202007

シルクの里公園豊積橋笛吹川国道140号県道29号やまなし歴史散歩王塚古墳萬霊塔豊富小豊富庁舎法久寺 今回は、2つのコースを紹介する。新型コロナウイルスの感染防止に気を付けながら歩きたい。また、施設によっては休館等もあるので確認したうえで訪ねてほしい。浅利与一ゆかりの地を歩く浅利与一の墓郷土資料館道の駅とよとみ浅利川令和2年7月1日発行 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 夏号(8)わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。 甲斐源氏浅利氏の祖で、旧豊富村を中心とした甲府盆地の南を領有していた浅利与一。源平最後の壇ノ浦合戦で、遠矢で勲功を挙げた弓の名手として知られ、 那須与一、佐奈田与一と共に「三与一」と称される。浅利与一ゆかりの地を中心に歩く。 「道の駅とよとみ」は、地元の新鮮な農産物の販売や山梨名産の「フジザクラポーク」を使用したメニューに加え、シルクパウダーを練りこんだ「シルクソフト」や地元の旬の果物・野菜を使ったソフトクリームで人気だ。 道の駅を出発。県道29号を南に向かう。左手に「萬霊塔」が見えて来る。塔の手前の角を左に入り、浅利川の土手に上がる。戊申橋を渡って浅利与一の位牌が納められている法久寺に向かう。 法久寺を左に見て道を上る。結構、急な坂だ。ゆっくりと体力に合わせて歩く。上りきると視界が開け、右手に甲府盆地が一望できる。気持ちが良い。 ここからは、ややアップダウンはあるものの、ほぼ平坦な道になる。景色を楽しみながら進むと、左手に「王塚古墳」と書かれた標識が目に入る。矢印に従って左に折れて進む。かなりきつい坂だ。周囲は畑が多い。しばらく上ると目の前に、木に覆われた小さな丘が見えてくる。中央市指定文化財の「王塚古墳」だ。 「王塚古墳」は、全長61㍍、後円部の直径40㍍、高さ7㍍の五世紀後半の前方後円墳。鉄剣や鉄刀などの副葬品が出土している。春は桜の花が咲いて美しいので、春に訪れるのも良いだろう。歴史に思いをはせながら、右手に折れて道を下り、再び、県道29 号に出る。 右手に中央市の豊富庁舎を見ながら進み、「シルクの里公園」を目指す。道幅は広く歩道もあるが、車の交通量も多いので気を付けながら歩きたい。 交差点を右に曲がり、上りの道をしばらく歩くと、右手に「与一弓道場」が見えてくる。 弓道場の手前の細い道を右に入っていくと、浅利与一の墓である「浅利与一公の層塔と五輪群」がある。浅利与一の命日である9月7日には「浅利与一義成公顕彰式典」が行われている。墓の前で手を合わせたあと、浅利与一が伽藍を再建、寺領を寄進したという大福寺に向かう。寺にある像高2・8㍍の木造薬師如来坐像は県内屈指の大きさといわれる。 近くの豊富郷土資料館は、郷土の貴重な生活文化や歴史、盛んだった養蚕のあゆみと技術革新を紹介・展示している。また、 隣の施設は、八ヶ岳や甲府盆地の眺望が楽しめる温泉として人気だ。温泉につかってウォーキングの疲れを癒やすのもいい。ソフトクリームが人気 五世紀後半の    前方後円墳浅利与一の墓道の駅とよとみ萬霊塔王塚古墳豊富郷土資料館浅利与一の墓