ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

shiniya-yamanasi-202007

防ごう!交通事故!死亡交通事故 65歳以上が6割 今年に入って5月末までに山梨県内で発生した交通事故で死亡した人は8人。このうち65歳以上は5人で6割にのぼっており、警察では注意を呼び掛けています。 65歳以上で死亡した5人は、歩行者が3人、運転中が2人となっています。このうち、5月に中央市での事故は、90歳の男性が運転する車が90歳の歩行者と衝突し、歩行者が死亡しました。 高齢化社会の進展に伴い、高齢者が関係する交通事故が急増しています。高齢者の交通事故を無くすためには、高齢運転者は元より、高齢歩行者も正しい交通ルールを身に付けるとともに、周囲も交通ルールを遵守し、譲り合いの心を持った交通マナーの実践により、誰もが安心して通行できる車社会にしていかなければなりません。 高齢ドライバーの運転免許自主返納者数は年々増加し、山梨県内では昨年2,400人が返納しました。高齢で運転に不安を感じたら、免許返納も選択肢の一つになっています。 甲府市が自主的に運転免許証を返納した70歳以上の市民に対し、1万円分をチャージしたバスのICカードを支給するなど、支援や優遇をしている自治体や業界も増えています。運転に不安を感じたら、住んでいる市町村に確認し、こうした支援を利用して運転免許証を自主返納することもご検討ください。 「おれおれ詐欺」などの電話詐欺の被害が後を絶ちません。山梨県議会では、今年3月に「県電話詐欺等被害撲滅に関する条例」を制定して、被害防止の施策や啓発を、県を挙げて取り組んでいます。 新型コロナウイルスの不安につけこむ詐欺も出ています。6月には、甲斐市の70代の女性が、長男を名乗る男から「新型コロナウイルスの検査中に会社の小切手が入ったかばんをなくした。支払わないと首になる。助けてほしい」などといううその内容の電話で、現金1,500万円をだまし取られました。警察は、同様の手口の電話が相次ぐのでは、と注意を呼び掛けています。 新型コロナウイルスに便乗した詐欺も含めて、今後もさまざまな電話詐欺の手口が出てくるもの思われます。全国老人クラブ連合会では、詐欺被害防止に向けてリーフレットを作成するなど、詐欺被害防止のキャンペーンを展開しています。活動を通して、チラシの内容を多くの人に伝えましょう。 詐欺被害防止の第一歩は、相手を確認して電話に出ることです。留守番電話は、犯人に直接対応する機会を一旦遮断します。山梨県内の交通事故死者累計 ・・・・・・・・・・・・・・ 8人内65歳以上 ・・・・・・ 5人(62.5%)その他の年齢 ・・・・・ 3人(37.5%)みんなで防ごう!詐欺被害(2020年1月~5月末累計)(2020年1月~5月)●在宅時であっても、常に留守番電話の設定を。●相手を確認してから、受話器を取りましょう。電話でお金の話が出たら要注意!迷わずに家族や警察に相談を!詐欺被害防止に向けたリーフレット新型コロナ便乗の詐欺も運転免許自主返納の制度をご存知ですか?その電話 詐欺かも!始めよう! 留守番電話作戦その他の年齢3人(37.5%)65歳以上5人(62.5%)(11)夏号 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 令和2年7月1日発行わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。