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概要

shiniya-yamanasi_202010

 新型コロナウイルス感染症が流行し、楽しみにしていた老人クラブの活動が中止になるなど外出の機会が減ったり、友人や離れて暮らす家族と気軽に会えなくなったり、以前とは違う日常を過ごしているのではないでしょうか。 このような状況の中、家で過ごす時間が長くなると、筋力が落ちて動けなくなったり、気持ちが落ち込んで閉じこもってしまうことなどが心配されます。 感染しても約8割の方は軽症のまま治癒しますが、重症化すると季節性のインフルエンザより死亡リスクが高いと言われています。中でも高齢者の方、糖尿病や心不全などの基礎疾患のある方、免疫抑制剤や抗がん剤を用いている方が感染すると重症化するリスクが高いため、注意が必要です。 主な感染経路は、感染者のくしゃみや咳、唾などを口や鼻から吸い込む飛沫感染と、ウイルスが付着した手で口や鼻を触る接触感染の2つあります。どちらも、手洗いや三密(密閉、密集、密接)を避けるといった行動で感染を予防することができます。手洗いをしましょう! ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や食事前にはこまめに手を洗いましょう。手洗いの際は、石けんを使い、指先、指の間、手首、手のしわなど汚れが残りやすい部位を念入りに洗うことが重要です。また、手洗いができない時は、アルコール消毒で代用することも有効です。3密を避けましょう! 咳やくしゃみをしていない状況であっても、閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するような環境では、無症状の感染者から感染が拡大してしまう可能性があります。① 密 閉(換気の悪い密閉空間)② 密 集(大勢で集まる)③ 密 接(近距離での会話)以上の「3つの密」を避けるように意識しましょう。 通いの場などで会話をする場合には、部屋はこまめに喚起されているか、十分な距離が保たれているかという事に気を付けてください。咳エチケットをしましょう! マスクで口をしっかり塞ぐことで、咳やくしゃみの飛沫を防ぐ効果があります。咳やくしゃみの飛沫により他人に感染させないために、外出時はなるべくマスクを着用しましょう。マスクを忘れてしまったら、くしゃみや咳をするときにはハンカチや袖などを使って口や鼻を押さえるなど、咳エチケットに配慮しましょう。運動をしよう! 「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、心身の機能が低下して「動けなくなる」ことが懸念され、フレイル(虚弱)が進んでいきます。 また、転倒などを予防するためにも、日頃からの運動が大切です。●人混みを避けて、一人や限られた人数で散歩する。●家の中や庭などでできる運動 (ラジオ体操、自治体のオリジナル体操、スクワットなど)を行う。●家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理など)や 農作業などで身体を動かす。●座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かす。食生活・口腔ケアをしっかりしよう! 低栄養を予防し、免疫力を低下させないために、しっかり栄養をとることやお口の健康を保つことが大切です。●3食欠かさずバランスよく食べて、規則正しい生活を心がける。●毎食後、寝る前に歯磨きをする。●しっかり噛んで食べる、一人で歌の練習をする、 早口言葉を言うなど、お口周りの筋肉を保つ。人との交流をしよう! 孤独を防ぎ、心身の健康を保つために、人との交流や助け合いが大切です。●家族や友人と電話で話す。●家族や友人と手紙やメール、 SNSなどを活用し交流する。●買い物や移動など困ったときに 助けを呼べる相手を考えておく。新型コロナに気をつけ、ココロもカラダも健康に!(参考資料:厚生労働省ホームページ)うつらないために、 日々の健康を維持するためにうつさないために(11)秋号 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 令和2年10月1日発行わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。