ブックタイトルshiniya-yamanasi-201807
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平成30年7月1日発行 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 夏号(8)わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。 世界大会は、弓道の国際的な普及振興の一環として開催し、競技力の向上、世界各国の弓道愛好家相互の親睦・交流を図ることを目的としている。4年に1回開催していて、第1回2010年に東京、第2回はフランスのパリ、第3回は再び東京で開催された。佐野さんは第1回大会に参加し、この時は皆中(かいちゅう=4本の矢がすべて的中すること)を達成し、銀のスプーンを授与されている。 第3回世界大会は今年4月25日(水)、東京都渋谷区の全日本弓道連盟中央弓道場で開催され、43カ国から千名近い選手が参加して盛大に行われた。個人戦は、一人4本の矢を3本的中すれば決勝戦に進むことができる。 佐野さんは、教士七段。県弓道連盟理事、同審査部長などの要職を歴任し、全日本近的弓道選手権大会、全日本遠的弓道選手権大会、国民体育大会、明治神宮全国弓道大会など数々の大会に出場して好成績を残している。しかし、世界大会には43カ国のベテランばかりの参加とあって「まったくの別物」だという。 こうした中、佐野さんは四射三中をして見事に予選を通過した。決勝に残った選手は、佐野さんを含めて70名。一本競射の決勝戦で佐野さんは1本目を的中して二十数名に残ることができたが、次の2本目を惜しくも落とした。「本当に残念」と佐野さんは悔しがる。しかし、世界大会を終えた佐野さんの心は爽やかに晴れ晴れしていた。第3回世界弓道大会に参加見事! 決勝戦に進む活躍 県老連の前副会長の佐野辰巳さん(南部町)は、趣味で弓道に取り組んでいる。8年前に開かれた第1回弓道世界大会に続き、平成30年4月に東京で開催された第3回弓道世界大会(主催・国際弓道連盟、共催・公益財団法人全日本弓道連盟、後援・外務省・スポーツ庁・公益財団法人日本体育協会など)に、山梨県代表として参加した。 佐野 辰巳さん(南部町)第1回世界大会で皆中43カ国から約千人が参加「まったく別物」の世界大会心は晴れやか第3 回世界弓道大会に出場した佐野辰巳さん(東京・全日本弓道連盟中央弓道場)佐野辰巳さん