ブックタイトルshiniya-yamanasi-201607

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概要

shiniya-yamanasi-201607

(9)夏号 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 平成28年7月1日発行わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。 災害時に逃げ遅れたり、避難生活で亡くなったりするなど犠牲になりやすい高齢者。事前の準備で命を守ってもらいたいと、「ぴゅあネットやまなし」(斉藤節子代表)は、冊子「災害があっても生き抜くために 高齢者編」を作成した。この中で、地域と老人クラブの取り組みとして、甲府市の若松町北部自治会と老人クラブ松寿会の連携による活動事例が紹介されている。 冊子では「もし、平日の昼間に大地震が起きたら」として、一人暮らしや家族が仕事や学校でいない場合などを想定して、高齢者がどう行動したらよいのか、などについて漫画やイラストなどを使って分かりやすく紹介している。 最寄りの指定避難所がすぐに開設されるとは限らないことから、1週間分の食料や飲料水などの備蓄、隣近所と話し合って地域の中に一時避難所を決めておくことを勧めている。 非常持ち出し品や備蓄品は、チェックリスト形式で紹介。自力で避難することが困難な高齢者や障害者らの情報を集約した「避難行動要支援者名簿」、巨大地震が起きた際に想定される市町村の震度も紹介。緊急連絡先や避難場所などを書き込むページもある。 消防団や自主防災組織の加入が難しい中、老人クラブと自治会などの組織・団体間が連携をとりながら日常の生活の中で自主防災活動を進めることが大切。その事例として、若松町北部自治会と老人クラブ松寿会が連携して実施している河川清掃などに合わせた炊き出し、消火栓の操法訓練、自治会館(老人憩いの家)へのAED設置などの活動を紹介している。 代表の斉藤さんは「高齢者は支援されるだけでなく、支える側の1人になっていくことが大事。命が失われないように冊子を活用してもらえたら」と話している。 冊子は千部作成。希望者に無料で配布している。問い合わせは斉藤さん、電話0 9 0(3697)8975。災害があっても生き抜くために若松町北部自治会と老人クラブの連携の取り組み紹介河川清掃に合わせた炊き出しAEDを設置した自治会館(老人憩いの家)ぴゅあネットやまなしが作成した冊子「災害があっても生き抜くために 高齢者編」