ブックタイトルshiniya-yamanasi-201610

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概要

shiniya-yamanasi-201610

宿入口(看板)右左口バス停方代生家跡敬泉寺右左口宿円楽寺中道往還甲府精進湖線(国道358号)カンカン地蔵右左口峠へやまなし歴史散歩山崎方代  ゆかりの地を訪ねる 自由律俳句で知られる山頭火や尾崎放哉につながる「漂白の歌人」山崎方代(甲府市右左口町出身、1914~85年)の生誕地を訪ねる。周辺には方代の歌が書かれた歌碑や立て札、看板も多く、方代の歌を楽しみながらのコース。「右左口」停留所~山崎方代生家跡~カンカン地蔵~円楽寺平成28年10月1日発行 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 秋号(10)わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。 甲府精進湖線を精進湖方面に進み、風土記の丘入口を過ぎてしばらく行って「山崎方代生誕の地」という看板が見えたら右折。その先にあるのが「五番屯所跡地」。富士急バス「右左口(うばぐち)」停留所がある。 ここから「中道往還」に入る。右左口宿の街並みの間の上り坂を進むと左手に敬泉寺が見える。徳川家康は右左口に滞在時、寺内にも兵士のための仮小屋を建てたといわれている。 同寺のすぐ横にあるのが方代の生家跡地。現在は公園に整備されていて駐車場もある。直筆の歌碑などもあって興味深い。あずまやの前には短歌が書かれた立て札が立っていた。 ここで「中道往還」を戻る。さきほどの右左口バス停を過ぎてしばらく行くと右手に、農業・養蚕などを教えたといわれる珊瑚珠姫(さんごずひめ)をまつる「御左口神社」の鳥居が見える。 さらに進むと「下宿」の交差点。角にある「厄除け地蔵尊」は、自分の体の痛い部分と、地蔵の同じ部分を石で叩くと良くなるといわれ、このときに出る音から「カンカン地蔵」とも呼ばれる。長年にわたって石で叩かれているため、各所がへこんでいるそうだ。方代もたたいたそうだ。 「下宿」の交差点を左折して「円楽寺」に向かう。道なりに進んでいくと右手に「円楽寺」がある。修験の祖・役小角(えんのおづの)によって開創されたと伝わる古寺。境内には大きなイチョウの木がある。方代の菩提寺で毎年、命日(8月19日)には「方代忌」が営まれる。墓地入口には、方代の歌碑がある。ここで、山崎家の墓に手を合わせる。 中道往還の右左口宿 方代の生家跡の    歌碑や立て札 方代の菩提寺     「円楽寺」方代もたたいた   「カンカン地蔵」一度だけ 本当の恋がありまして南天の実が  知っております         方代甲府精進湖線から宿への入口右左口宿の街並み方代の生家跡方代の菩提寺「円楽寺」方代の歌の立て札