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尾県郷土資料館落合水路橋リニア実験線見学センター宝鏡寺三つ峠グリーンセンター大月JCT中央自動車道金鳥居冨士浅間神社中央自動車道国道138号国道20号国道139号やまなし歴史散歩富士みち 甲州街道の大月の先から....

尾県郷土資料館落合水路橋リニア実験線見学センター宝鏡寺三つ峠グリーンセンター大月JCT中央自動車道金鳥居冨士浅間神社中央自動車道国道138号国道20号国道139号やまなし歴史散歩富士みち 甲州街道の大月の先から富士山に向かう街道「富士みち」。かつては富士講の行者の白装束が道を埋め尽くしたと言われている。大月から国道139号を通り、富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社に至る道をたどった。わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。(9)新春号富士の国 シニア山梨だより平成27年2月1日発行 甲府方面から大月橋を渡り、大月橋東詰め交差点を右折して国道139号に入る。交差点右側に道標などの石造物がある。国道を都留市に向かって進む。 富士急行線の田野倉駅入り口を過ぎるとリニア見学センターの標識が見えてくる。大原橋東交差点を右に曲がると山梨県立リニア見学センター。この日は走行試験が行われていなかった。走行試験が見たい場合はホームページ等で日程を確認したほうがいい。 見学センター近くにあるのが、尾県郷土資料館。明治10年(1877年)に建てられた藤村式建築と呼ばれる小学校を復元して郷土資料館として使用している。最先端のリニアと歴史ある資料館の取り合わせは面白い。 国道に戻り、リニア実験線の高架をくぐると朝日川に架かる落合橋に差し掛かる。左手に古いレンガ造りのアーチ型の橋が見える。東京電力の前身の東京電燈が1907年に建造した駒橋発電所落合水路橋。長さ56メートルという大規模なレンガ造りの水路橋が残っているのは全国的にも珍しく、国の登録有形文化財に指定されている。 都留市の市街地に入る。「ミュージアム都留」に立ち寄る。毎年9月1日に行われる八朔祭に登場する豪華な屋台などを見学し、城下町として栄えた当時の面影にひたる。 国道を富士吉田方面に進むと左手にあるのが宝鏡寺。参道にある松尾芭蕉の句碑は、文化13年(1816年)の建立。「目にかかる時やことさら 五月富士」。五月晴れの旅の中で目にした富士の姿の素晴らしさを詠んだ句である。芭蕉は天和2年(1682年)の江戸の大火で家を失い、現在の都留市に滞在していたそうだ。そのため都留市内には多くの芭蕉の句碑がある。 中央高速道路の高架をくぐると右手に西桂町役場。その交差点を右に入ると、三つ峠の登山道入り口。テニスやフットサルのコートを備えた三つ峠グリーンセンターがある。そこの売店で「富士山のうまい水」(1リットル入り、135円)が販売されていた。富士山の雪解け水が地下の溶岩でろ過されて西桂町で湧出しているという。一口飲むと、さっぱりしていておいしい。 国道に戻り、暮地の坂を上ると富士吉田市内。目の前に雄大な富士山の姿が見えてくる。左手のバイパスには向かわずに右手の国道をたどる。商店街に入り、富士山を仰ぎながら進み、富士信仰のシンボルである金鳥居の下を通り、本町通りを進む。夏の終わりを告げる吉田の火祭りが行われる8月26日には、この沿道に大松明が連なって夜空を焦がす。 今回の歴史散歩の終点となる北口本宮冨士浅間神社はもうすぐだ。富士山世界文化遺産登録の効果だろうか。観光客の姿も多い。昼でも暗い境内に入って参拝した。最新のリニアと     歴史的建物国の登録有形文化財  レンガ造りの水路橋城下町の面影残す  多くの芭蕉の句碑も世界文化遺産登録で     観光客が増加道標などの石造群尾県郷土資料館宝鏡寺の芭蕉の句碑駒橋発電所落合水路橋北口本宮冨士浅間神社富士山のうまい水