shiniya-yamanasi-201502

shiniya-yamanasi-201502 page 8/12

電子ブックを開く

このページは shiniya-yamanasi-201502 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。平成27年2月1日発行富士の国 シニア山梨だより新春号(8)要請にこたえて結成 平成17年に警察庁から「安全・安心パトロール事業」のモデル地区に指定され、....

わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。平成27年2月1日発行富士の国 シニア山梨だより新春号(8)要請にこたえて結成 平成17年に警察庁から「安全・安心パトロール事業」のモデル地区に指定され、1年間活動を行ったことがきっかけ。翌年、モデル事業の成果が高く評価され、継続的に活動していこうと、PTAや警察などが同老連に「安甲府市湯田地区老人クラブ連合会全・安心パトロール」を要請した。甲府市民生委員児童委員協議会の長田健作副会長は「共働きの家庭も多く、下校時は父兄の負担が大きい。そこで老人クラブのパワーを生かしていただければと考えました」と話す。 湯田小は、かつて2千人以上の児童を有する県下最大級のマンモス校だったが、年々児童数が減少して現在は161人。浅利会長は「だからこそ地域の宝物である子どもたちを守ろう」と、クラブ員に呼びかけ、ボランティアによるパトロール隊員を募集。安全・安心パトロールを同老連で実施することになった。 学年ごとの下校時間予定表を小学校から受け取り、それをもとにパトロールコースとパトロール隊員の当番表を作成。夏休みや冬休み、春休みも含む1年間365日、最終の児童が自宅に帰り着くまで、輪番制で見守り活動を行っている。児童の感謝が励みに 1年を通して活動を行うことは、会員にとって体力的に負担が大きい。しかし、毎年湯田小の1・2年生が主体となって学年末に開催される「お礼の会」に招待されることが、会員の大きな励みとなっている。児童の合唱や遊戯で、感謝の気持ちが表され、会員一人ひとりへお礼の手紙が手渡される。児童の感謝の気持ちを知ることが次年度への活動の原動力となるという。世代を超えて連携 地域の防犯にも役立っているのはもちろん、隊員自身にも「気持ちの若返りを感じる」や「長生きの種となるような充実感を味わっている」などの声も出ている。児童の親世代とも積極的にあいさつを交わすようになり、世代を超えた親密な関係づくりや地域の連帯感にも良い影響を与えている。こうした活動が評価され、平成25年には内閣府から表彰を受けた。 浅利会長は「会員が年々高齢化しているが、児童やPTAからの期待は高く、それに応えるためにも若年層に老人クラブ連合会への入会を勧め、隊員の増加を図り、今後も安定した活動を継続していきたい」と話している。児童の安全を見守る「安全・安心パトロール見守り隊」湯田地区老人クラブ連合会の安全・安心パトロール見守り隊下校する児童を見守る安全・安心パトロール見守り隊表彰の盾を持つ浅利会長 「気をつけてね」。甲府市立湯田小学校の児童たちに笑顔で声を掛けながら、下校時の見守り活動をする湯田地区老人クラブ連合会(浅利勝往会長)の「安全・安心パトロール見守り隊」。湯田小の久保川公貴教頭は「児童の安全を地域の皆さんに見守っていただいている。ありがたいことです」と感謝する。