ブックタイトルshiniya-yamanasi-201510

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概要

shiniya-yamanasi-201510

下部温泉駅甲斐黄金村湯之奥金山博物館メロディブリッジ(ふれあい橋)廻沢山神社国道415号JR身延線本栖みち門西家住宅願かけ地蔵湯之奥山神社やまなし歴史散歩湯之奥道(ゆのおくみち) 武田信玄の隠し湯と伝えられる下部温泉郷。下部温泉駅を出発し、下部川に沿って湯之奥の集落まで行き、再び下部温泉駅に戻る約10キロを歩いた。下部温泉駅?湯之奥神社?下部温泉駅わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。平成27年10月1日発行 富 士 の 国 シ ニ ア 山 梨 だ より 秋号(10) 下部温泉駅を出発すると、すぐ右手にあるメロディブリッジ(ふれあい橋)を渡る。下部川にかかる歩行者専用の橋で、渡るとセンサーが働き、四季折々のメロディーが流れる。秋は「里の秋」「もみじ」。 橋を渡ると、「甲斐黄金村 湯之奥金山博物館」だ。ここでは戦国時代の金山の歴史を知るとともに、砂金採り体験ができる。 さらに先を急ぐと、下部温泉会館を過ぎ、道の両側には古くからの温泉旅館が立ち並ぶ温泉郷に入る。ここから、道路狭くなり、上り坂が続く。 曲がりくねった道を下部川沿いに湯之奥の集落を目指してひたすら歩く。途中にある廻沢山神社を左手に見ながら急ぐ。 目の前に湯之奥の集落の入口が見えてくる。下部温泉駅から約5キロ。ほとんど上り坂で1時間半くらいかかった。 湯之奥の名前は、下部温泉の奥にあることに因む。かつては金山で繁栄して「湯之奥三千軒」といわれるほどの大集落があったという。 現在は小さな集落が残るだけだが、集落の中央にある石が敷き詰められた道の脇の水路には清冽で豊かな水がほとばしるように流れている。 急勾配の道を登っていくと、左手にあるのが国指定重要文化財「門西(もんざい)家住宅」。門西家は江戸時代を通じて湯之奥金山や山林などを管理するほか、関守や名主役を勤めた家柄である。入母屋造りの茅葺屋根が特徴の住宅だ。 さらに上ると、湯之奥山神社がある。林に囲まれた小さな神社だが、金山の守り神、林業の神として崇められてきた。神社の上の道路を横切ると「願かけ地蔵」がある。小さなほこらの中には、千羽鶴がいくつも収められていた。 ここから、下部温泉駅へ戻る5キロの道は急な下り坂だ。途中の温泉で体を休めて帰ろうか、そんなことを考えながら帰途についた。四季折々の  メロディーが流れる国指定重要文化財    「門西家住宅」 信玄の隠し湯      下部温泉金山の守り神の   「湯之奥山神社」メロディブリッジ 下部温泉駅湯之奥金山博物館湯之奥集落の道 下部温泉郷湯之奥山神社 門西家住宅