shiniya-yamanasi-1410 page 10/12
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大豆生田のヒイラギ三輪神社長泉寺の板碑味噌なめ地蔵海岸寺おいしい学校須玉IC中央自動車道万年橋国道141号津金若神子やまなし歴史散歩佐久往還 甲州街道の韮崎から信州の佐久へ向かい、中山道へと通じる佐久往還....
大豆生田のヒイラギ三輪神社長泉寺の板碑味噌なめ地蔵海岸寺おいしい学校須玉IC中央自動車道万年橋国道141号津金若神子やまなし歴史散歩佐久往還 甲州街道の韮崎から信州の佐久へ向かい、中山道へと通じる佐久往還。古くは武田信玄の信州攻略の軍用道路として、また交易の道路としてにぎわった。わたしたちは、山梨県老人クラブ連合会を応援しています。平成26年10月1日発行富士の国 シニア山梨だより秋号(10) 9月初旬、若神子から海岸寺に至る道をたどった。甲府方面から来て国道141号「桐の木橋」交差点を右折して県道に入る。すぐ左手に、「鎖国か開国か」で揺れた江戸時代の終わりに天下泰平国家安穏を願って建立された「題目大宝塔」が見てくる。後ろには県指定天然記念物「大豆生田(まみょうだ)のヒイラギ」。幹囲3・5㍍、樹高7・7㍍の巨木である。 左手に旧須玉商業高校で現在の北杜市役所を見ながら、さらに進む。街道からやや右手に入ったところにあるのが「三輪神社」。見過ごしそうな小さな神社だが、ここにある「六地蔵幢」は甲州型ともいうべき特徴を備えた本県の室町時代の代表的な遺構で、県指定文化財。街道に戻り進むと、左手にはやはり室町時代に建てられたという高さが三・〇九㍍の県指定文化財「長泉寺の板碑」がある。 若神子上交差点を過ぎると左手に現れるのが「味噌なめ地蔵」。身体の具合が悪いところとお地蔵様の同じところに味噌を塗ってお祈りをすれば、病気が治るといわれている。今でも多くの人が訪れて、お地蔵様には味噌が塗られている。 その先で道は分かれ、右手の「浅川・津金」方面に向かう。収穫期を控えた水田の間の街道を須玉川沿いに進む。新しい橋に並んで須玉川にかかる古い橋は、昭和7年建造の「万年橋」で、峡北地区で初のコンクリート製の橋だそうだ。 橋を渡って進むと「おいしい学校」の案内板があった。左手を上っていくと、明治時代に建てられた藤村式校舎の「津金学校」と、大正時代の校舎を復元した「大正館」、それに昭和の校舎を模した建物の「おいしい学校」が現れる。明治・大正・昭和の「三代校舎」が並んでいるのは興味深い。 ここで一休み。「津金学校」では展示されている古いオルガンやピアノを眺め、古きよき時代に思いをはせる。2階にある教室が再現された部屋も懐かしい。「おいしい学校」の玄関を入ると、地元の野菜の販売コーナー、奥には焼きたてパンコーナーとレストラン。ここでお薦めの「塩ワッサン」というオリジナルのパンを購入。この夏、塩味は「熱中症予防にもなる」と大好評だったそうだ。食べてみると、外はパリッと塩味、中はモチモチでおいしい。 街道に戻り先を急ぐ。曲がりくねった勾配が急な道を進むと「海岸寺」の参道の入り口にたどりつく。静かな林の中の石段を上っていく。石仏群に目を奪われる。境内には「瞑想参禅舞台」なるものがある。「ひたすら自分をみつめ自己が本来持っている仏性に目覚めることが修行です。静かな雰囲気の中でひとときを楽しんでください」と書かれた看板に従って、静寂の中、しばし瞑想にふけった。室町時代の遺構三輪神社「六地蔵幢」「おいしい学校」の 手作りパンが人気すばらしい 「海岸寺」の石仏群「題目大宝塔」と「大豆生田のヒイラギ」三輪神社味噌なめ地蔵「六地蔵幢」藤村式校舎の「津金学校」「海岸寺」の石仏群「おいしい学校」のお勧めの「塩ワッサン」